今回は、読書には紙媒体と電子書籍のどちらが適しているのか考えていきます。
筆者自身、紙媒体と電子書籍の両方を使ってきました。
先に結論をお伝えしておきますが、どちらも異なった長所があるため上手く使い分けるのがベストです。
なぜそのような結論になったか解説していきます。
紙媒体・電子書籍のメリット・デメリット
紙の本と電子書籍それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
紙媒体 メリット
- 読もうと思ったときにすぐ読める
- 読みたいページをすぐ開ける
- 付箋を貼ったりメモを書き込める
- いらなくなったら売ることができる
- 電子書籍よりも記憶に残りやすい
紙媒体 デメリット
- 保管に場所をとる
- 本屋やネットショッピングで買うため、読むまでに時間がかかる
- 水でシワシワになる
- 暗い所では見づらい
電子書籍 メリット
- ネットで買える為、すぐに読める
- 保管に場所をとらない
- 紙の本より安い
- 定額で読み放題のサービスがある
- セールをよく開催していてお得に購入できる
- 濡れや汚れの心配がない
- 分からない単語をすぐに調べられる
- 片手でも読むことができる
- 気軽にメモや線を残せる
電子書籍 デメリット
- スマホやタブレットで読む場合、目が疲れやすい
- 紙媒体と比べると学習効率が悪い
- 電子機器を充電しなければならない
- 購入サイトがバラバラになるとログインが手間
様々な場面による使い分け
屋外で読む場合は、電子書籍の方が優れている点が多そうです。 想定できる状況ごとに紹介します。
移動中や旅行先で読書を楽しみたい方
移動が多い旅先では電子書籍の方が持ち運びに便利です。 荷物が重くならないことやバッグでグチャグチャにならない点が優れています。
屋外など暗い場所
夜の車内やキャンプ場で利用したい方は、輝度が調節できる電子書籍が適しています。 明かりを用意する必要がありません。
お風呂
紙の本だと湿気でシワシワになる可能性があります。 防水機能のついている電子書籍であれば心配ありません。
ベッドやソファで寝る前に
Kindle電子書籍リーダーであればブルーライトによる目の負担が抑えられ疲れにくいです。 フロントライトを搭載していて、スマホやタブレットのバックライトのように目に向けて光を当てるのではなく、ディスプレイの表面を照らすためです。
紙の本かKindle電子書籍リーダーであればどちらでも睡眠に支障はなさそうです。
何を優先して本を楽しむか
本に求める目的は人それぞれです。 自分の中の優先順位がわかればおのずと紙媒体か電子書籍か決まると思います。
価格を安く抑えたい
電子書籍の方が、ハードカバーや文庫分と比べると価格が安いです。割引セールのタイミングであればコストをさらに抑えられます。 書店への交通費やネットショップでの配送料もかかりません。
電子書籍の端末を買う初期費用はかかりますが、長い目で見れば優れています。
大きいサイズで楽しみたい
文庫本や漫画本だと文字が小さくて見づらいという方は電子書籍を検討してみるといいでしょう。 タブレットやパソコンを使えば大きなサイズで楽しめます。
写真集を買う場合は、紙で買ったほうが大きく見やすいです。
知識として取り入れたい
紙の本で読んだほうが記憶に残りやすいという研究結果があるようです。
バレンシア大学での研究論文をはじめ紙の本に電子書籍は劣るという論文が多いようです。
本の質感が好き
ページをめくる感触や本の重みが違うためしっくりこない方もいるようです。 筆者も小説やビジネス書を買うのは紙媒体が多いです。
家族や友人とシェアしたい
本をよく貸し借りする方は、紙媒体がオススメです。 電子書籍の場合、貸しているとき自分が読めなくなってしまいます。
インテリアとして飾りたい
部屋に本を並べたい方は紙の本にしかない魅力です。 写真集や雑誌をインテリアとして飾る場合も電子書籍にはない魅力です。
まとめ
紙媒体と電子書籍のメリット・デメリットをご紹介しました。 また、読書する様々な状況を想定してみました。
筆者自身、普段は紙媒体で、電車や旅行中は電子書籍リーダーを使っています。
紙媒体か電子書籍のどちらかしか使わないのではなく、それぞれの魅力を踏まえて上手に使い分けてみてはいかがでしょうか。